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奇跡も魔法もあるんだよ 美樹さやかのオールナイトニッポン 第12回第1部(最終回)


時報
パッポッ

パッポッ

パッポッ

ピーン



ガヤガヤガヤ…

ザワザワザワ…



さやか
「はい!
 みなさんこんにちわ!
『かわいい女の子だと思った?残念!』でおなじみ
 美樹さやかです!」

杏子
「『ひとりぼっちは寂しいもんな』でおなじみ
 佐倉杏子だぞ」

オクタヴィア
「『下半身人魚甲冑』デ オナジミ オクタヴィアデスヨ」

さやか
「いやー
 何かいつもとちょっと違う番組への入り方した訳なんですけれども…
 実は私達
 今居るのはなんと…いつものスタジオではないんです!」

杏子
「おー」

オクタヴィア
「オー」

さやか
「見えますか!
 私の後ろに立っているこの建物が」

杏子
「見えない見えない」

さやか
「首都高沿いに建つ立派な建物
 この建物…皆さんご存知ですか…!?」

杏子
「いやいやいや
 レディオだってレディオ」

オクタヴィア
「…ラジオッテ 言イナ」

さやか
「そうです、私達は今スタジオを飛び出して
 ここ…都立産業貿易センター浜松会館にきています!!」

第1部

杏子
「おー」

オクタヴィア
「おー」

さやか
「しかしいきなりそんなことを言われても
 リスナーの皆さんは『何故!?』とお思いでしょう…
 わかっておりますその気持ち
 私たちがこんなところまで来ているかと言いますと…
 杏子さん!説明お願いします!」

杏子
「おう!
 実は今日はここ都立産業貿易センター浜松会館で
 私達『まどか☆マギカ』の同人誌の即売会が行われているらしいんだ!」

さやか
「そうなんです!」

杏子
「『美樹さやかのオールナイトニッポン』
 これまでにスタジオでの収録以外したことなかっただろ?
 だから1度で良いから外ロケをしてみようぜ…
 って事で白羽の矢が立ったのが今日ここで開催されている同人誌即売会なんだ」

オクタヴィア
「ソウイウコトナンデス」

さやか
「私と杏子の二人はよく『杏さや』とか『さや杏』なんて呼ばれて
 まどか☆マギカ同人誌ではよく取り扱われているみたいなんだけれども…
 折角だから私達がどんな風に描かれているのか!
 どんな扱いを受けているのか!!!!
 この目でしかと見届けてみたいと思っています!!!」

杏子
「まあ正直…
 自分達の事を書かれた本があるのはうれし恥ずかしなんだけどな…
 何か背中がむず痒い気がするぜ…」

さやか
「わかる!
 わかるけどそれ言い出しちゃったら
『そんなこっぱずかしい思いしてまで何で私達ここに来てるのよ!?』
 って疑問に思っちゃうから!」

オクタヴィア
「番組ノタメダロ」

さやか
「オクさん!!
 それも言っちゃいけない!
 まあそんな訳で今回は私達3人で『まどかマギカ』のオンリーイベントを回って
 私たちがどんな風に書かれているか探ってみたいと思います―!
 それでは今日は開場前からタイトルコール行ってみよう!
 奇跡も魔法もあるんだよ!」



『美樹さやかの オールナイトニッポン!』



BGM ~ビタースウィートサンバ~




………………………………



(スタジオ)




さやか
「というわけで」

杏子
「はいはい」

オクタヴィア
「ウイ」

さやか
「今回が番組最終回ということで…」

杏子
「あーそうだったな」

オクタヴィア
「ウム」

さやか
「まず最初に先日収録した同人誌即売会の模様から入ってみた訳なんですが」

オクタヴィア
「ソウデスネ」

杏子
「ちなみに今あたしたちはスタジオで喋ってるぜ」

さやか
「そうね
 文字だと伝わりづらいからね
『先日収録した模様』を『今の私達がスタジオで』聞いてた訳です」

杏子
「なんかほむらの能力が絡んでるみたいに見えるな」

さやか
「ただ録音流しただけなんだけどね(笑)

 まあ改めて…最終回ということで
 これまでにやってない事・やってみたかった事からお送りしようかな…って理由から
『まどかマギカ』の同人誌即売会に足を運んで見たときの模様を聞いてもらった…と」

オクタヴィア
「ソウイウコトダナ」

さやか
「前々から一度やってみようと思ってたんだけど
 いいタイミングが無くて外ロケに行けてなかったんだよね」

杏子
「そーそー
 それで結局これ収録に行ったのが10月でさ」

オクタヴィア
「アト 残リ 2回シカ 放送 ナカッタ ワケデ」

さやか
「前回流すんだったら最終回で流した方が
 最終回っぽいかな?ってね!」

杏子
「流すのにはいろいろと
 丁度いい感じになったんだよな」

さやか
「そういうことです!
 とまあそんな訳で『美樹さやかのオールナイトニッポン』最終回は
『まどか☆マギカの同人誌即売会会場』からお送りしたいと思います!

 この番組は
『見滝原町役場』
『MAHO堂』
『日本魔法少女著作権協会』
『魔方陣グルグル闇魔法結社』
『骨董品屋・面影堂』
『株式会社マジョリーナコーポレーション』
 以上各社の協賛で見滝原町からお送りいたします!」



………………………………

(録音)


さやか
「さて…私達
 とりあえずこの建物で即売会が開催されてるって言う情報だけを得てここにやって来たんですけれども…
 何階で…やってるんでしょうか…?」

杏子
「入口の案内を見る限りでは…
 5階から7階みたいだったけど…」

オクタヴィア
「ドノ階デ ヤッテンダ?」

さやか
「下から階段上がって見てるんだけど
 まどかマギカのポスターらしきものとか見かけてないよね…?」

杏子
「ないない」

さやか
「7階まで上がって見たけど…
 これは絶対違うものね」

オクタヴィア
「チガウ」

さやか
「すいませーんまどかマギカって…
 え…5階?
 はい
 ありがとうございます!

 5階だって」

杏子
「なんだよもー
 7階まで上がって来たのにもどんのかよー」

さやか
「ごめんごめんw」

オクタヴィア
「マア 何ヤッテルカ 全然ワカンナカッタカラ
 スルーシテ アガッチマッタン ダケドナ」

さやか
「急いで戻りましょ」

杏子
「さっき上がってきた階段を今度は降りる…
 野球部の雨天練習みてーじゃねか」

さやか
「だからごめんって
 えっと5階の…エレベーター降りてすぐじゃなくて
 中の方まで入ったところが入り口なの?」

オクタヴィア
「ソリャ ワカンネエワ」

杏子
「お!みえた!
 さやか!あたしたちのポスターあがってるぞ!」

さやか
「ほんとだ!
 中はいってみると壁に隠れて見えなかったあたしたちの写ったポスターがいっぱいある!
 うっそ…同人誌即売会ってこんななの?」

杏子
「見ろよさやか
 あのポスターあたしとさやかがチューしそうだぜチュー」

さやか
「ほんっとだっ!
 なんかはずかしいわー!!」

オクタヴィア
「裸ガ 無イダケ アリガタイナ」

さやか
「確かに!
 噂だと私達のエッチな本もあるって聞いてたから覚悟してたんだけど
 そんな感じのポスターは上がってないね」

杏子
「そうだな
 5階の一角を机で区切って作られたスペースがまどかマギカと…プリキュア?と
 もう一個がひとまとめで区切られてるのかこれ」

さやか
「そうみたい
 で、フロアの残り半分は別に区切られてるみたいね」

 あ、はい
 隣はジャンルが別?
 なるほどね!
 区切られた隣側は別の同人誌即売会をやってるんだってさ」

杏子
「へー」

オクタヴィア
「入場料 別 ナンダナ」

さやか
「そうみたいね
 …え、中に入るのには入場料ですか?
 あ、そうですねごめんなさい

 はい
 はい
 
 あ、パンフレットをね
 はい
 3人分で
 はい

 …いえ
 いえその…

 2人じゃなく3人って事で一応
 
 …
 あ、はい

 いや、居ないけどいるっていうかほら

 とりあえず口だけ『3人分』って言っておいて頂ければいいですから
 録音してるんで
 はい
 はいお願いします」

杏子
「受付の人に一生懸命設定説明してんじゃねえよw」

オクタヴィア
「俺様ノ タメニ アリガトナ」

さやか
「しょうがないでしょ!
 スタッフの方の理解も得ないと単なる危ない人になっちゃうじゃない」

オクタヴィア
「既ニ 十分 アブネエケドナ」

杏子
「だな」

さやか
「うっさいw
 はい
 入場3人分でお願いします
 はい
 はいありがとうございます
 
 …
 
 はい二人とも このパンフレットが入場券替わりなんだってさ」

杏子
「へー?
 チケットとかじゃないんだ」

さやか
「これが半券のかわりみたいなもので
 外に出ても見せればまたは入れるんだってさ」

杏子
「なるほどね」

オクタヴィア
「トイレ トカ 廊下ニアルカラ 出ナキャイケナイ モンナ」

さやか
「そういうこと」

杏子
「なーさやか
 このパンフレットも同人誌みたい
 漫画とか載ってるのか?」

さやか
「いや
 参加してる人たちの絵の一覧みたいなのがあるんだってさ
 どこの机にどういう絵の人がいるっかて一覧になってるんだって」

杏子
「ふーん
 なるほどね」

オクタヴィア
「ホントニ イロンナ 絵ガ ノッテルナ」

さやか
「でしょ
 色んな絵柄の私達があってなんだか楽しみだよね!
 ちなみに一冊500円だから宜しくね」

杏子
「えっ
 500…」

さやか
「そう
 500円」

杏子
「さ…

 さやかさん!



 …いや


 さやか先輩!

 ごちそうさまです!
 ありがとうございます!」

さやか
「は!?」

オクタヴィア
「ゴチニナリマス」

さやか
「ちょっと
 自分の分は自分で出してよね!?
 私たてかえただけなんですけど!」

杏子
「あらっす!
 うぃっす!
 ごちっす!
 ちゃっす!
 しゃーっす!
 先輩しゃーっす」

オクタヴィア
「シャッス
 ウィッス
 ウィッス
 オッス
 オッス」

さやか
「あーもー!
 しょうがないな!」

杏子
「よっしゃ」

オクタヴィア
「ヤッテ ヤッタゼ」

杏子
「ごり押ししたもん勝ちだぜ」

さやか
「いいけどね別に
 あとで番組経費として申請するからさ!」

オクタヴィア
「ソンナノ 架空ノ予算 ダケドナ」

杏子
「実在しねえからな そんな予算」

さやか
「うるっさい!
 それじゃあ入場するわよ!」

杏子
「おーう」

オクタヴィア
「ウェーイ」

さやか
「さ、私たち今
 5階の一角を机で区切って作られたスペース
『まどかマギカの同人誌即売会』の会場へと足を…

 踏み入れましたー
 ってうっわ!」

杏子
「おおっ!?」

オクタヴィア
「ド…ドウシタ」

さやか
「ど…どうしたもこうしたも…
 ねえ?」

杏子
「ああ…
 いきなりあたしとさやかのコスプレが居るなんてな」

オクタヴィア
「ホントカヨ」

さやか
「ちょっとオクさん気付かなかったの?
 はいってすぐ私達の後ろ通り過ぎて行ったじゃない!」

オクタヴィア
「アイニク 後ロガ 振リ向ケナイ 構造デナ…」

さやか
「な…なるほど…」

杏子
「そりゃ失敬したな…」

さやか
「でもいきなりコスプレが居るなんてすごいね…!
 予想以上かも!」

杏子
「ほんとだよな
 しかもあたしとさやかだもんな」

さやか
「だよね!
 なんかテンションあがって来たわー
 私達もコスプレすれば良かったかな…?」

杏子
「そういう訳に行かねーだろ
 騒ぎになるからってこうして変装して来てるんだからよ」

オクタヴィア
「中ノ人 ノ 体ヲ 借リテ 来テル 体デナ」

さやか
「そうそう
 中の人の体でコスプレしたら通報もんよ」

杏子
「時々居るみたいだけどなそういうのも」

さやか
「まあね…

 まあそんな訳で私達
 会場内に入ったんですけど…
 これなんて言ったらいいんだろう…?
 ワンフロアの中を机で区切って廊下を作って人はその廊下を歩いて…
 その机が作品を作った人達の同人誌を置く場所になってる…で…
 伝わるかな?」

杏子
「伝わるかなー
 怪しいところだと思うぜ」

さやか
「だよねー
 言葉でどう説明していいのか…」

オクタヴィア
「ワカラナイ 奴ハ ググレ」

杏子
「うわ オク雑な説明」

さやか
「でもある意味正解」

杏子
「だな」

さやか
「まあそんな会場内を歩いている訳なんだけども…
 何か…多くない?私と杏子の本…」

杏子
「多…いよな…?
 何でこんな事になってんだ?」

さやか
「前々から私と杏子のペアは人気だなんて聞いてたけれども…
 ここまでとは思ってなかったわ
 これは…これは…
 …ねえ?」

杏子
「…なあ?」

オクタヴィア
「照レテナイデ 色々見テ マワロウゼ」

さやか
「そ…
 そうだね!
 私達の本にもまた色々あるだろうから
 一通りしっかりチェックさせていただいちゃいましょう!」

杏子
「な…なあ
 ここってー立ち読みなんかもしてもいいのか?」

さやか
「そうしないと中わからないから良いみたいよ?
 表紙だけで買ったらひどいエロ本だったなんて事も良く聞く話だから
 買うんなら中までしっかり吟味した方がいいみたい」

オクタヴィア
「売リ手ノ 視線ガ スゲエ気ニナル ケドナ…」

さやか
「まーそこは慣れないと…ね?」

杏子
「さやかさやかー!
 みてみろよこれ!すげーぞ!」

さやか
「な…何よこんなところで大声出して
 恥ずかしじゃない…
 わかったって行くから!」

杏子
「ほら見ろよこの本
 なんかあたしが色々食ってる本みたいだぞ?
 なんか杏子のコーナーみたいだな!」

さやか
「いや…食べてるからってそれはちょっと安直なんじゃ…」

杏子
「おもしろそーだな!
 よしきめた!これくれ!」

さやか
「ぶっ」

オクタヴィア
「オオウ…」

さやか
「いやちょっと杏子…」

杏子
「ん?
 なんだよ」

さやか
「何だよじゃなくてさ
 いいの?そんな急に決めて…
 中身がどんな本か確認したりとかさ…
 さっき言ったばかりじゃないの…」

杏子
「だってよー
 中身ってあとでゆっくり楽しむのが楽しみじゃね?
 先に読んじゃったら楽しみが減っちまうんだもん」

さやか
「いやまあ一般的にはそうなんだけれども
 その…表紙詐欺なんていう言葉もあるし…」

杏子
「そん時はそん時だ!
 もっかいすいませーんっこれ!これくれ―っ!」

さやか
「うわあ
 ほんと滅茶苦茶アクティブでポジティブ…」

オクタヴィア
「アノ 迷イナイ 行動力ハ
 尊敬ニ 値スルナ」

さやか
「ほんとにね

杏子
「やったぜゲットー!
 おっ!
 こっちはさやかが寝てる横にあたしが居るぞ!
 きれーな表紙だな!
 これくれーっ!」

さやか
「早っ!!
 1冊目から2冊目にうつるスピードも
 買う決断も早っ」

オクタヴィア
「馴染ミ過ギダロ」

杏子
「やったぜー
 さやかーみろよこれ
 あたし達の本!手に入れちゃたよ!
 これがさや杏とか杏さやとか言う奴かぁー」

さやか
「そーね
 杏子…あんたなんでそんな臆する事無くガンガン行けるわの…」

杏子
「え?だって楽しいじゃねーか
 おっ!こっちは何だ?
 さやか!ちょっと行ってくるな!」

さやか
「あっ!?
 ちょ…
 ちょっと杏子!」

オクタヴィア
「…
 イッチマッタナ…」

さやか
「ほんともう…
 自由奔放なんだから…」

オクタヴィア
「ショウガネーナ」

さやか
「ほんとにね
 取材で録音してるっていうのに…」

オクタヴィア
「忘レテルヨナ」

さやか
「だねー
 仕方ないから私達だけでもちゃんと会場まわりましょね」

オクタヴィア
「ソウダナ」

さやか
「さてと それれじゃ私はいろんな本をじっくり読ませてもらってから
 もう一周回ってそこで気に入ったのだけ買わせて貰おうかな…



 …あれ?この本は…

『犬っぽい杏子ちゃんが学校に行く本』
 …?


 …


 い…良いわねこれ…
 杏子がアホでなんかかわいいじゃない…」

オクタヴィア
「サヤカ トモ 仲良シ ダシナ」

さやか
「こっそり買ってあとで杏子驚かせちゃおうか?」

オクタヴィア
「ソウダナ
 ソウシヨウゼ」

さやか
「もう1週まわってからなんて言ってみたけれども…これは買いね…!
 オッケー!
 すいません、これ1冊お願いしますー」




ザワザワザワ

ザワザワザワザワ

…………





~2部に続く~

テーマ : 魔法少女まどか★マギカ
ジャンル : アニメ・コミック

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  • Author:たかはぎけもの
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